地震が相次ぐ中、防災グッズの需要が増えています。
災害への備えは必要だと感じていながら、すぐ必要にならないため、自分ではなかなか揃えられないのが悩みの種ですが、それだけに防災グッズのプレゼントは多くの人に喜ばれる贈り物とも言えます。
今回は、そんな防災グッズのプレゼントの中でも、災害時には欠かせない小型の非常用発電機をご紹介していきます。
発電機というと、工事現場で見かけるような大きなものを想像してしまいますが、最近ではコンパクトな家庭用発電機もたくさん発売されています。
燃料もガソリンだけでなく、太陽光、ガスと多様で使える電気の容量も携帯電話のバッテリーとは大違いの威力を発揮します。
災害に備えた非常用発電機の選び方の参考としていただくのはもちろん、家族を大切にしている男性への誕生日プレゼントや、お世話になった自治会や町内会への引っ越しの贈り物などにも喜ばれること間違いなしです。
心配性な防災マニアのお父さんに、ポータブル発電機のプレゼントをぜひご検討ください!
燃料はガスボンベ!簡単手軽なポータブル電源 「HONDA enepo(エネポ) EU9iGB 」
いきなり非常用発電機の大本命、カセットガスで発電できるポータブル発電機の「ホンダ エネポ」です。
ごらんのとおり、ガス式発電機の使い方は家庭でお鍋をする時に使うようなカセットコンロ用のカセットガスを2個セットするだけ。900W程度の発電を約1、2時間行うことができます。
ちなみに900ワットというのは、家電の消費電力でいえば炊飯器(最大700W)が使える程度。電子レンジは1300W、掃除機は1200Wなので使えませんが、扇風機(50W)やノートパソコン(150W)、テレビ(240W)、冷蔵庫(600W)などは余裕で使えます。
まぁ、停電になっている時にお米を炊くことももないですし、掃除機(1000W)を使って部屋を片付けるなんてこともしないでしょうから、十分な性能といえます。
もちろん、災害時には電波が不安定になって電波を探すエネルギーを使い過ぎて普段より電池の減りが増す携帯電話の充電なんて余裕です。
ただ、ネックは稼働時間でしょうか。たったの1時間程度。でも、普段もお鍋や焼き肉で使うカセットコンロ用のボンベを多めに買い足しておけば、それだけで災害対策になるので、お手軽です。
さらに、ガソリン式などと比べ、定期的に清掃をする必要がなく、月に一回試運転をさせる程度で手間がかからないのも、安心ポイントです。いざ必要となったときに使えないのでは話になりません。
重さも20キロと、軽くはありませんが持ち運びが可能な範囲なので、キャンプやバーベキューなど普段から使えるポータブル発電機ともいえます。
価格は12万円程度。安くはありませんが、ガソリンを扱う必要もなく、安全に発電ができるという点では大本命の小型発電機といえます。オフィス用の非常用発電機としてもおすすめです。
プロパンガスタイプもあり、こちらは少しお安く10万円程度。5キロのガスボンベで10時間発電することができます。家のガスをプロパンガスにしている方は、ガス代は毎日高くて大変ですが、この非常用発電機があれば、災害時には発電にも使えるという安心感が得られます!↓
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安くて高出力の非常用発電機なら、やっぱりガソリン! 「ナカトミ 携帯発電機 XG-SF1000」
やはり非常用発電機の主力と言えば、ガソリン式です。このXG-SF1000は、無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)が燃料でタンクいっぱいの2・5リットルを入れておけば約5時間の使用が可能です。
最大出力の900Wで使う場合はもう少し発電可能時間は縮まりますが、それでもガス発電機よりもハイパワーです。
また価格も3万6000円程度と同程度の能力ながら、安い非常用発電機であるという点も魅力です。
ただ、いろいろ弱点も多く、一つはメンテナンスの手間があります。定期的なオイル交換が必要であるほか、長期間使用しない場合はガソリンを抜いたりする作業も必要になり、何より臭かったり、汚れたりと手間がかかるのが難点です。
また、ガソリンの自体が半年以上も置いておくと品質が劣化して故障の原因にもなりかねず、定期的な入れ替えが必要なやっかいな燃料です。
とはいえ、重さは14キロと軽く、ガソリンも真空の缶詰容器に入った商品が、4000円程度で発売されているので、定期的にバーベキューをするなど使いこなす環境があれば使い勝手が増す非常用発電機でもあります。
最近ではラジコンやドローンが趣味の男性がバッテリーの充電用に発電機を購入したり、夜釣りが好きな人が照明用に活用するといった用途が広がっているのも携帯型発電機です。アウトドア派の男性がもらって嬉しい贈り物の一つといえます。
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太陽光の非常発電機の決定版! 「RENOGY 230Whポータブル電源 」
災害時の停電期間では山間部ともなれば一週間は続きます。便利な都市部であっても、三日は停電が続くことは当然と考えた方がいいかもしれません。はたして、そこまでガスやガソリンなどの燃料が持つのでしょうか。
そんな不安を解消してくれるのが、コンセントの使えるソーラー発電式の非常用バッテリーです。
スーツケース状の本体を開くと、中に太陽光パネルを搭載。中には16Ahのバッテリーを備えているので、テレビなら2・5時間、扇風機なら3・3時間、携帯やスマートフォンなら30回程度充電することが可能です。
燃料が要らず、持ち運べる発電機であるという点は魅力ですが、やはりパワーは残念です。しかも、満充電するには晴天時でも20時間かかるという残念さも兼ね備えているというところは注意が必要かもしれません。
とはいえ、充電は太陽光発電だけでなく、自宅のコンセントからも可能。なので、普段はコンセントで充電をしっぱなしにしておくということもできるので、安心です。
価格は5万円程度。1500回程度と使用回数に制限があるのも不安要素ですが、ガソリンだって、ガスだって、劣化はするのでそれほど心配する問題ではありません。
人工呼吸器を使っている家庭など停電が命に関わる方には必需品ともいえます。持病を持ったおじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントにも最適です。
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人力発電機なら発電量はあなた次第! 足こぎ式発電機「ケーター パワーボックス」
停電して燃料がなくなっても、災害用人力発電機なら、体力が続く限り発電をすることが可能です。
この充電丸Zは、自転車のようなペダルをこぐことで、バッテリーに充電。最大で7・2Ahを蓄電できる発電機です。
蓄電できる7.2アンペアアワーはワット換算すると、86wh。使えるのは100w以下の電気製品なので、満充電すれば扇風機を1時間ちょっと動かせるという程度なのですが、もちろん携帯電話を充電するには十分すぎる性能ともいえます。
ただ、最大のネックは、発電するためには毎分45回から90回転のスピードでこぐ必要があり、満充電にかかる時間はなんと10時間程度!!しかも、口コミでは耐久性に課題があると指摘する声が少なくありません・・・。
価格は1万4000円程度。なんだか災害時に使うのはやや怖い気もしますが、運動をすればエコノミー症候群を予防することにもつながります。まず、自分で使い心地を確認してからプレゼントすることをおすすめします・・・。
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